こんにちは。東京都助成金サポートセンターです。

こちらのコラムでは毎回、皆様にとって役立つ助成金の情報をお伝えしていきます。

 

事業主の方、下記の様なお悩みを抱えていませんか?


  • 女性社員だけでなく男性社員も子育てができるように支援したい
  • 採用力のある魅力的な会社にしたい

 
当センターにも多くのご相談をいただきますが、課題の解決のために厚生労働省が実施している雇用関係の助成金のひとつである「両立支援等助成金(出生時両立支援コース)」の活用を推奨しています。

昨今、女性だけでなく、男性も育児に参加する時代となりました。

実際に夫婦共働きを行っている家庭も多く、その影響で育児休業や介護休業をとる男性社員が増えています。
同助成金はそんな男性従業員が育児休業を取得しやすい職場風土作りのための制度です。

上手く活用することで自社従業員のワークライフバランスの確保、生産性の向上といった課題解決に繋がります。

この記事で詳細を紹介いたしますので是非参考にしてください。

 

1.両立支援等助成金とは


「両立支援等助成金」とは、自社の従業員に対して出産や育児、介護をしやすいよう職場環境の整備をおこなった企業に対して支給される助成金です。

文字通り、労働者が仕事と家庭生活を両立しやすいようにするための制度です。

 

2.出生時両立支援コースとは


「出生時両立支援コース」とは、男性労働者が育児休業や育児目的休暇を取得しやすいよう職場環境を整え、男性労働者に対して実際に育児休業や育児目的休暇を取得させた際に助成金が支給されます。

 

3.支給金額


【男性労働者の育児休業1人目の育休取得】

①中小企業の場合 57万円<72万円>

②中小企業以外の場合 28.5万円<36万円>

 

【男性労働者の育児休業2人目以降の育休取得】

①中小企業の場合

・5日以上14日未満:14.25万円<18万円>

・14日以上1ヶ月未満:23.75万円<30万円>

・1ヶ月以上:33.25万円<42万円>
 

②中小企業以外の場合

・14日以上1ヶ月未満:14.25万円<18万円>

・1ヶ月以上2ヶ月未満:23.75万円<30万円>

・2ヶ月以上:33.25万円<42万円>

 

【育児目的休暇の導入・利用】

①中小企業の場合 28.5万円<36万円>

②中小企業以外 14.25万円<18万円>

※<>内は生産性向上要件を満たした場合の金額です。

 

4.支給要件


【男性労働者の育児休業】

①男性が育児休業を取得しやすい職場環境を作るため、以下のような取り組みを実施

  • 子が生まれた男性社員に対して、管理職による育休取得の勧奨を行う
  • 管理職に対して、男性の育休取得についての研修を実施

 

②男性が子の出生後8週間以内に開始する連続14日以上(中小企業は連続5日以上)の育児休業を取得すること。

 

【育児目的休暇】

①子の出生前後に育児や配偶者の出産支援のために取得できる休暇制度を導入

②男性が育児目的休暇を取得しやすい職場づくりのため、 以下のような取り組みを実施

  • 子が生まれた男性社員に対して、管理職による育休取得の勧奨を行う
  • 管理職に対して、男性の育休取得についての研修を実施

③上記の新たに導入した育児目的休暇制度を、男性が、子の出生前6週間または出生後8週間以内に合計して8日以上(中小企業は5日以上)取得する

 

5.対象となる事業主


  • 雇用保険適用事業所の事業主
  • 支給審査に積極的に協力する
  • 申請期間内に申請を行う

などの要件を満たす事業主であること

 


助成金申請には専門的知識が必要です。

ご自身で申請すると、かえって時間がかかってしまったり、書類不備により受給できない可能性も高くなります。
また、知らずのうちに不正受給となってしまうという危険もあります。

特に今年からは不正受給に対する措置も厳しくなっているためリスクも大きくなっています。
自社業務に専念し、時間をかけずに確実に助成金を受給するためにも申請のプロにお任せください。

 

両立支援等助成金(出生時両立支援コース)を受給可能かどうかは無料診断でお答えいたしますので是非お問い合わせください。

申請書類の作成や要件クリアのための指示等その他のサポートを含め助成金が受け取れるようにご支援いたします。