こんにちは。東京都助成金サポートセンターです。

こちらのコラムでは毎回、皆様にとって役立つ助成金の情報をお伝えしていきます。
 

事業主の方に様々な面で助けとなる助成金は、企業の抱えるあらゆるケースに対応するため、多くの種類が存在します。

できることなら、助成金制度を利用して自社の労働環境改善に役立てたいですよね。

 
今回は助成金申請を考えている方のために、助成金の申請に注意すべきポイントをご紹介します。

 

1.申請書類には保存期間があります


助成金の受給が確定したら、都道府県労働局に提出した支給申請書、添付書類の写しなどは5年間保存しなければなりません。

間違って紛失しないように注意を払ってください。

 

2.実地調査がある場合は必ず協力する


労働局をはじめ各助成金の支給機関は、助成金の不正受給がないかどうか常にチェックをしています。

中には立入検査等の実地調査を行う場合もあります

 
この実地調査を拒否した場合は、当然ながら受給対象から外れてしまいますので、必ず協力しましょう。

 

3.支給要件には欠格事由があります


助成金の受給要件には以下に該当する場合には助成金を受けることができない欠格事由があります。

  • 過去に助成金の不正受給をしてから3年経過しないうちに、助成金の申請をした
  • もしくは申請後、支給決定までの間に助成金の不正受給を行なった
  • 支給申請をした年度の前の年度等に労働保険料の未納がある
  • 支給申請日の前日から過去1年間に労働関係法令の違反をしている
  • 性風俗関連、接待を行う飲食業、又はこれらの営業の一部を受託する営業を行う事業主
  • 暴力団と関連のある事業主・支給申請時点、又は支給決定時点で倒産している事業主

 
尚、実態の異なる書類等を作成して助成金を受給しようとする不正受給は犯罪で、行なった場合は厳しい措置が科せられます。

助成金が受給できないうえ、罪に問われてしまうので絶対に避けましょう。

 

4.助成金は受給までに時間がかかります


助成金は、申請後すぐに受給できるものではありません

申請が通った後には受給資格があるかどうか審査をする期間があるからです。

 
この期間は一概にどれくらいというのは、該当年度の申請者数および混み具合で変動するため断定はできませんが、中には申請後から一年半後に助成金を受給する等かなりの時間を要する場合もあります。

 

5.助成金内容は毎年のように変わります


助成金は毎年改正されるため、受給条件も変化することが多く、それまで受給できていたものができなくなるケースも多いのです。

よって、申請を検討している助成金がある場合は常に確認を行い、最新の情報を掴んでおくことが重要です。

積み木

 

6.まとめ


助成金申請で注意すべきポイントをご紹介しました。

助成金には申請から実際に助成金が受け取れるまでにかかる時間は助成金の種類によってバラバラで、申請をしたからと言って必ずしも受給できるわけではありません。

 
申請には、タイムカードや賃金台帳、雇用契約書、就業規則等たくさんの添付書類が必要となり、少しでも不備があると、受給対象から外れます。また各要件をしっかりと満たすことも大切です。

 
全てを自社でするとなると、手間がかかり、多くの時間を浪費してしまう可能性があります。

 
助成金を確実に受給するためにも専門である社労士へのご依頼をおすすめいたします。

 

 
都内における助成金のご相談は東京都助成金サポートセンターまで。

受給可能かどうかは無料診断ですぐにお答えいたしますので是非お問い合わせください。

申請書類の作成や要件クリアのための指示等その他のサポートを含め助成金が受け取れるようにご支援いたします。