助成金を活用するポイント

こんにちは。東京都助成金サポートセンターです。
こちらのコラムでは毎回、皆様にとって役立つ助成金の情報をお伝えしていきます。
国の施策に合わせた活動、特に雇用関係・労働環境の改善に対して返金不要のお金として支給される「助成金」。
非正規労働者を正規雇用にするための転換すること、高齢者の安定雇用、長時間労働の是正や介護離職防止など様々なケースで活用ができます。
特に資金繰りの苦しい中小企業は積極的に活用したい制度ですが、実際に助成金を活用されていない企業もいます。
それはどうしてでしょうか。
1.助成金活用のポイント
- 自社の活動に合った助成金を見つける
- 助成金内容が実際に適しているかをチェックする
- 助成金の支給要件を満たしているかどうかをチェックする
- 申請期限までに申請を行う
助成金を活用するためには上記のポイントがあげられます。
反対に、助成金があまり活用されていない要因を考えてみましょう。
2.助成金が活用されない原因
- 助成金制度自体をあまり知らない
- 助成金の種類が多く把握しきれない
- 厚生労働省のパンフレットを見ても、中身が専門用語だらけでわかりづらい
- 日常業務に追われ、手続に専念できる者がいない
- 提出書類が多くて用意する暇がない
- 相談や問い合わせ先がかわからない
などが活用されない原因としてあげられます。
特に多いのは「時間がないこと」かと思われます。
企業も自社が抱えている事業があること、人員が限られていることもあり、特に中小企業では申請のために時間を割くことが中々難しいことが多いのです。
また助成金のニーズが高まり多くの企業が申請するようになると
- 相談窓口が混雑しなかなか相談することができない
- 申請窓口担当者の人数が限定されているため、訪問しても長時間待たされる
といった問題も出てきます。
3.こんな会社はそもそも助成金を受給することができません
助成金を受給するためには、一企業として守るべき決まりがあります。
以下の項目にそもそも該当する企業は受給資格がありません。
- 賃金台帳、労働者名簿、出勤簿、就業規則等の法定帳簿類が整備されていない
- 会社自体が雇用保険に未加入
- 助成金の対象となる労働者も雇用保険に未加入
- 2年を超えて労働保険料を滞納
- 同様の目的で他の助成金を併給している
- 事前に計画の作成、提出が必要な助成金について、その手続きを怠った
- 申請期限を守らない
また中小企業を対象とした助成金に対して、中小企業に当てはまらないのに申請を行うこともできません。
助成金は毎年のように要件が変わりますので、「前年度はすべての企業が対象だった助成金が、今年度には対象が中小企業のみとなった」ということはよくあることです。
4.助成金を受給するなら専門の社労士に依頼がおすすめ
助成金は助成金そのものが撤廃されたり、支給要件が頻繁に変わることがよくあるので、常に最新の情報をチェックすることが大切です。
しかし、都度情報を確認していくことは中々に負担になります。
また自社で申請書の作成を行い申請手続きをしたからと言って必ずしも助成金を受給できるわけでもありません。
申請には、タイムカードや賃金台帳、雇用契約書、就業規則等たくさんの添付書類が必要となり、少しでも不備があると、受給対象から外れるからです。また各支給要件をしっかりと満たすことも重要です。
全てを自社でするとなると、手間がかかり、多くの時間を浪費してしまう可能性があります。
助成金専門の社労士であれば、常に最新の助成金を把握し、企業にあった助成金の提案を行います。
申請書類の作成も迅速に行うので、依頼者様の手を煩わせることはありません。
支給審査で実地調査がある場合も適切なアドバイスを行い、助成金受給までサポートいたします。
助成金を確実に受給するためにも専門である社労士へのご依頼をおすすめいたします。
都内における助成金のご相談は東京都助成金サポートセンターまで。
受給可能かどうかは無料診断ですぐにお答えいたしますので是非お問い合わせください。
申請書類の作成や要件クリアのための指示等その他のサポートを含め助成金が受け取れるようにご支援いたします。